こどもの「暴言・暴力」への理解と対応方法:親として何ができる?
- キッズランドまめの木
- 2024年10月29日
- 読了時間: 3分

(目安:3分)
お子様の暴言や暴力に、悩んでいませんか?
毎日向き合っている中で、ふと「この先どうしたらいいんだろう」と感じることもあるかと思います。
10月26日に開催した保護者会では、昼食会場でミニセミナーを開催。こどもの暴言や暴力に対して「親ができる現実的なアプローチ」をテーマに、改善のための具体的な方法をお伝えしました。
子育てを見つめ直すきっかけとして、ぜひお役立てください。
(当日、会場ではスライドが非常に見づらい状態でした。記事の最後にスライドと動画を掲載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください)

\魔法の解決法はない/
─小さな成功を積み重ねる大切さ―
まずお伝えしたいのは、暴言や暴力に対して一発で解決する「魔法」は存在しないということです。
特に発達障害や衝動的な行動を持つお子様の場合、その特性は簡単には変わりません。
重要なのは、「10回の暴力が9回に減る」ことも大きな進歩と捉えること。小さな改善が重なり、いつの間にか平穏な時間が増えている…そんな変化が基本です。
「すべてを一気に変えなければ」と考えすぎず、「今日は少し穏やかだった!」といった小さな変化を評価していきましょう。無理のない範囲で改善を積み重ねることが、親子ともにストレスを減らし、前向きな子育てにつながります。

\具体的なアプローチ/
1. 工夫の積み重ねが重要
たとえば、毎朝子供が起きられない場合、目覚まし時計を使っても効果がないこともありますよね。でも…「目覚ましの位置を変える」「時計を2つにする」など、少しずつ工夫を加えていくことで効果が変わることがあります。
同じ対策でも工夫の仕方を変えることで、子供に合った方法が見つかることが多いのです。
2. 褒めるタイミングを見逃さない
暴言や暴力があると、どうしてもその行動ばかりに目が向いてしまいがち。ですが、静かにすごしている時間帯や穏やかな瞬間を見逃さないことも大切です。
例えば「今日は静かにしていた時間が長かったね」と声をかけるだけでも、お子様にとっては大きな励ましになります。
3. 言い換えで表現方法を増やす
子供が「うざい」「死ね」など強い言葉を使う場合、その気持ちを別の言葉で表現できるよう手助けをすることが大切です。
「おもちゃを取られて悔しかったんだね」「びっくりしたんだね」と、こちらが表現を補ってあげることで、感情を言葉で伝える力が少しずつ育っていきます。

\声かけのポイント/
1. 穏やかな時こそ声をかける
普段の穏やかな時間にひとこと声をかけることで、こどもは「注目してくれている」と感じます。親が自分を見てくれている…という感覚が、暴力や暴言の改善にはとても大切です。
2. 叱ることを報酬にしない
普段声をかけない親が、暴れた時だけ「何してるの!」と叱ってしまうと、こどもは「叱られる=注目されている」と認識しやすくなります。
静かな時こそていねいに声をかけ、「叱る」を報酬にしない工夫をしてみましょう。
\まとめ/
―日々の改善が大切―
こどもの暴言・暴力には、一発で抑え込もうとせず、少しずつ改善を積み重ねることが大切です。小さな変化を見逃さずに褒め、少しずつ適切な行動を積み重ねていくことで、結果的に穏やかな時間が増えていきます。
親としてできることは多くありますが、焦らず取り組んでいくことが長続きするポイントです。
今回のセミナーでご紹介した方法が、少しでも皆様のお子様との関係をより良いものにする手助けになれば幸いです。質問やご相談があれば、ぜひお気軽にコメント等でお知らせください。
以下に当日のスライドと動画を掲載しておきます。
ご参考になれば幸いです😊
\動画⏯️/
\スライド📒/
(誤字と画像化にともなう配置ズレはご容赦ください)
Comments